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速報 公立高校入試 選抜選考基準決まる!

公立高校 選考基準決まる

本日、神奈川県教育委員会より、令和6年度入学者選抜の選考基準が発表されました。今回は近隣高校の選抜選考基準(比率など)について、抜粋してお伝えいたします。

選考の方法と選考基準一覧表の見方

詳細はこちら

ご周知の通り、今年度の公立高校入試から「面接試験」が廃止されます。正確に言いますと、全高校での一斉実施はなくなり、選抜に必要な学校・学科においては、特色検査として面接を実施できるようになります。

今年度の公立入試においては、以下の4点が入学選抜選考の主な資料となります。

  • 学習の記録(評定):学校の内申点(135点満点)を100点満点に換算
  • 学力検査:入試5教科(500点満点)を100点満点に換算
  • 主体的に学習に取り組む態度(評価):中3の9教科の評価(27点満点)を100点満点に換算
  • 特色検査:観点ごとに評価し点数化し、100点満点に換算(実施しない高校もあり)

詳細の選考方法については、こちらの記事でまとめています。ご参照ください。

入学者選抜選考基準

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第1次選考(募集人員の90%)第2次選考(募集人員の10%)
学習の記録(内申の評定):学力検査(入試)
比率は2:8,3:7,4:6,5:5,6:4,7:3,8:2のいずれか
学力検査:主体的に学習に取り組む態度の評価
 比率は2:8,3:7,4:6,5:5,6:4,7:3,8:2のいずれか
※特色検査の実施校は、上記の合計数値に特色検査の資料が加算されます。

第1次選考(募集人員の90%)は、各資料の比率に応じて、合計数値を算出し、その数値の高い順から選考されます。当塾からの進学が多い高校を中心にタイプ別にまとめてみました。

数値は、左から「学習の記録(内申):学力検査(入試):特色検査」の順です。

入試実力型(数値は内申:入試:特色検査)

・厚木 4:6:2 特色検査あり
・大和 4:6:1 特色検査あり
・小田原 4:6:1 特色検査あり
・海老名 3:7:-
・座間 4:6:-
・秦野 4:6:-
・大和西 4:6:- 重点化あり:内申の英(×2)

内申より入試の点数を重視する高校です。厚木、大和、小田原のように特色検査を実施する高校は、学力検査に加えて、教科横断型の「自己表現検査」を受験することになります。大和西のような重点化を実施する高校では、英語の内申をさらに2倍して評定に加算されます。

塾長鈴木

海老名高校の第1次選考は、内申300点+入試700点=1000点満点(特色検査実施せず)になります。多少内申点が低くても、入試の点数次第では大きく逆転できる可能性が十分ありますね。

バランス型(数値は内申:入試:特色検査)

・厚木東・厚木商業 5:5:-
・有馬 5:5:- 重点化:内申の英(×1.2)
・伊勢原 5:5:-
・伊志田 5:5:-
・中央農業 5:5:2 特色検査あり

内申と入試のバランスを取る、このタイプの高校が一番多いです。特記すべき点は、特色検査がある高校です。中央農業高校は、特色検査として「面接」を実施します。面接点が200点もあるので、内申と入試の合計点が同じ位でも面接の点数差で合否を分ける可能性があります。

塾長鈴木

バランス型は、内申500点+入試500点=1000点満点になります。入試の問題が難しくなると点数差が出なくなるので、内申点の差が大きく出る場合もありますね。

内申重視型(数値は内申:入試:特色検査)

・厚木北(普通科) 6:4:-
・厚木清南 6:4:-
・綾瀬 6:4:-
・綾瀬西 6:4:-
・小田原城北 6:4:-

入試より内申のウエイトが大きい高校です。昨年度までは面接の得点差が大きい高校も多かったのですが、今年度から内申点がより影響するのではないでしょうか。厚木北のスポーツ科学科は、5:5:5の比率です。内申、入試と同じ点数である特色検査は、実技と面接(4:1)が行われます。

塾長鈴木

内申重視型は、内申600点+入試400点=1000点満点になります。内申点が重視されますが、入試の点数で足を引っぱる教科を作らないようにしたいですね。

今回は、主に第1次選考の比率についてお話しましたが、第2次選考は、新たな資料となる「主体的に学習に取り組む態度の評価」が活用されます。中3各教科の観点別学習状況の評価が大きく影響しそうです。

第2次選考については、もう少し分析し改めて報告したいと思います。

今週もありがとうございました。

公立高校 選考基準決まる

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