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神奈川県公立高校入試 入試問題の分析と対策 社会編

高校入試問題の分析 社会編

先日(10/8)、最新の入試情報をお伝えする「高校入試説明会」を開催しました。こちらは毎年の恒例イベントで、学習塾トリプルAさんと合同主催で行っています。

今年は、4年ぶりの対面形式での説明会で「アミューあつぎ」の施設で実施しました。たくさんの保護者様、中学生に参加していただきました。ありがとうございました!

今回は参加できなかった保護者様や中学生もいらっしゃいますので、今週から、私が担当した「公立入試問題の分析と対策」について掲載していきます。今回は、2023年度入試「社会の分析と対策」です。

目次

2023年度公立入試 社会の分析と対策

社会 合格者平均点の推移

2020年2021年2022年2023年
58.2点(2)72.6点(1)62.4点(1)58.4点(2)
県教委が発表した合格者の平均点。( )内の数字は5教科で平均点が高い順位。

社会 合格者の得点分布

県教委ホームページの資料より掲載

社会は2年連続で平均点は下がっていますが、5教科の中では平均点が比較的高いです。得点分布を見ると、英語と同じように得点が散らばっていて、31点~90点のどの区間にも幅広く点在しています。5教科の中では、得意、不得意がはっきり出る教科と言えます。

社会 問題内容の分析

スクロールできます
設問出題内容設問数配点受検者平均点受検者得点率(%)
問1世界の地理5158.7658.43
問2日本の地理41411.2780.51
問3江戸時代までの歴史5157.8952.58
問4明治時代以降の歴史5156.5443.57
問5政治、経済5148.1858.41
問6政治、現代社会、国際5157.9953.26
問7地理、歴史、公民の融合4126.7155.91
県教委が発表した「入学者選抜学力検査の結果」より作成

昨年度と同じく大設問は7題でしたが、設問数は昨年より1問増えて33題になりました。各分野の配点は、地理が31点、歴史が36点、公民が33点でした。昨年度からすべての出題がマークシート解答形式になりましたが、この2年間は易しい問題が減って、複数の資料や文章を読解して情報を処理する問題が増えています。

社会 配点と正答率の特徴

地理31点、歴史36点、公民33点の配点!
・すべて番号選択問題、語句の組み合わせ問題が多い
・選択肢は4択が中心だが、6択が7問、8択が7問

語句の組み合わせ問題の正答率が低い!
・正答率は問2の地理は高く、問4の歴史は低い
・正答率70%以上は9問、30%以下の問題はない

社会 今後の対策とポイント

・出題の70%近くが地理と歴史。基礎知識を早めに固めること。

・正答率が低い組み合わせ問題は、消去法を使って慎重に選ぶ。


・過去問を解いて、複数の資料や情報を読み取る問題に慣れる。

塾長鈴木

社会は得意、不得意がはっきり出る教科ですが、公民分野は最近学んだ内容なので得点源になる可能性が大きいです。苦手な人は公民の問題集を何度も解き直して、基礎知識を身につけることが大切ですね。

高校入試問題の分析 社会編

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