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神奈川県公立高校入試 入試問題の分析と対策 国語編

高校入試問題の分析 国語編

先日(10/8)、最新の入試情報をお伝えする「高校入試説明会」を開催しました。こちらは毎年の恒例イベントで、学習塾トリプルAさんと合同主催で行っています。

今年は、4年ぶりの対面形式での説明会で「アミューあつぎ」の施設で実施しました。たくさんの保護者様、中学生に参加していただきました。ありがとうございました!

今回は参加できなかった保護者様や中学生もいらっしゃいますので、今週から、私が担当した「公立入試問題の分析と対策」について掲載していきます。今回は、2023年度入試「国語の分析と対策」です。

目次

2023年度公立入試 国語の分析と対策

国語 合格者平均点の推移

2020年2021年2022年2023年
69.1点(1)65.7点(2)61.3点(2)75.1点(1)
県教委が発表した合格者の平均点。( )内の数字は5教科で平均点が高い順位。

国語 合格者の得点分布

県教委ホームページの資料より掲載

国語は過去10年間で最も平均点が高い(75.1点)入試となりました。得点分布を見ると、71点~90点に50%が集中しています。国語の大幅な上昇が5教科の合計点を引き上げています。過去4年間を見ても同じような分布を描いているので、5教科の中で、最も点数が取りやすい教科と言えます。

国語 問題内容の分析

スクロールできます
設問出題内容設問数配点受検者平均点受検者得点率(%)
問一漢字の読み取り、同音の漢字、短歌92015.4377.14
問二文学的文章の読解62420.1984.12
問三説明的文章の読解93021.9373.10
問四古文の読解41612.5778.58
問五資料を含む会話文の読解と記述2104.5145.06
県教委が発表した「入学者選抜学力検査の結果」より作成

昨年度は大設問の順序に大きな変更がありましたが、今年度は昨年度と同じ出題形式で、設問数や出題傾向に大きな変化は見られませんでした。問二の小説文、問四の古文は点数が取りやすい問題でした。問五の記述問題は1問だけですが、差がつきやすいので対策は必要です。

国語 配点と正答率の特徴

読解問題は設問数19問で70点分!
・昨年と同じ出題形式で全体的に問題は易しめ
・問一の漢字の読み4問、漢字の選択4問はすべて選択式

30問中25問が正答率70%を超える!
・問二の文学的文章と問四の古文の読解問題は正答率が高い
・問五(イ)の記述問題は正答率17.1%

国語 今後の対策とポイント

・漢字は読み書きとも選択問題だが、普段から熟語の形で意味を理解する。

・読解問題は本文を丁寧に読み、選択肢と照合する習慣を身につけること。


・古文や資料を読み取る問題は、過去問を解いて傾向をつかむようにする。

塾長鈴木

今年度の国語は過去10年間で最も平均点が高い入試でした。来年度はその反動で少し難しくなるかもしれません。読みにくい文章になっても一つ一つの選択肢を丁寧に照合することが大切ですね。

高校入試問題の分析 国語編

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