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公立高校入試 第2次選考「主体的に学習に取り組む態度」とは?

公立入試「第2次選考」の分析

先週9日、神奈川県教育委員会は、令和6年度公立高校入試の選考基準を発表しました。前回は速報として、近隣高校の比率を中心に書き込みましたが、今回は、第2次選考について、昨年入試と比較しながら2次選考のポイントをお伝えしていきます。

目次

令和6年度入試「第2次選考」の変更点

「第2次選考」前年度との比較

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令和5年度入試まで令和6年度入試から
・学力検査(入試) 200点~800点
・面接 200点~800点
・特色検査(一部の高校) 100点~500点
・学力検査(入試) 200点~800点
主体的に学習に取り組む態度 200点~800点
・特色検査(一部の高校) 100点~500点
※面接に代わって「主体的に学習に取り組む態度」の評価に変更される

共通選抜の募集人員の90%までを選考する第1次選考は調査書の評定と実施した検査の結果により選考し、残りの人員を選考する第2次選考は実施した検査の結果と調査書の各教科の第3学年の「主体的に学習に取り組む態度」の評価により選考します。

第2次選考の資料となる「主体的に学習に取り組む態度」とは、中学3年生の2学期「観点別学習状況の評価」を数値化したものですいわゆる通信票に記載される各教科の観点別評価(A,B,C)ですね。

第2次選考では「主体的に学習に取り組む態度」の評価を次の表により数値に換算して用います。
詳細はこちらの資料から

「主体的に学習に取り組む態度」の評価

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調査書(通信票の観点別評価)評価
A(A゜・A)3
B(B)2
C(C゜・C)1
9教科で27点満点
塾長鈴木

こちらは、いわゆる通信票の「観点別評価」を1~3点に数値化したものになります。
例えば、9教科すべて「B」評価だとすれば、9教科×2点=18点に換算されます。

近隣高校「第2次選考の比率」

・厚木 7:3:2 特色検査あり
・大和 8:2:2 特色検査あり
・小田原 8:2:1 特色検査あり
・厚木王子 8:2:-
・厚木北 8:2:-
・厚木西 7:3:-
・海老名 8:2:-
・有馬 8:2:- 重点化あり:入試の英(×2)
・座間 8:2:-
・綾瀬 8:2:-
・秦野 8:2:-
・伊勢原 8:2:-
・伊志田 8:2:-
・中央農業 7:3:2 特色検査あり
・厚木北(スポーツ科) 8:2:5 特色検査あり
※数値は、入試:評価:特色検査(実施校のみ)

第2次選考の比率を調べてみますと、全県的に入試(学力検査)8:評価(観点別評価)2が圧倒的に多いです。そんな中、7:3の厚木、厚木西、中央農業は、観点別評価にやや比重をおいています。定員の10%枠とはいえ、ボーダーライン上の受験生にとっては、この比率によって少なからず影響は出そうですね。

今週もありがとうございました。

公立入試「第2次選考」の分析

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