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大学入学者の半数が推薦なの?

前回は大学入試に触れましたので、今回も大学受験についてお話したいと思います。

2021年度入試から、従来の推薦入試は「学校推薦型選抜」、AO入試は「総合型選抜」、一般入試は「一般選抜」へと、それぞれ名称を変えて行われました。また、2021年度はセンター試験に代わって、大学入学共通テストも導入されました。

新制度になってから、受験生の中には安全志向が高まり、一般選抜の前に学校推薦型選抜・総合型選抜に合格を決めてしまおうと、考える受験生も増えたようです。

目次

大学入試の選抜種類

まずは、大学進学の現状として、2021年度入試の入学者の内訳をみていきます。

スクロールできます
主な合否判定方法主な実施時期入学者数 (2021年度)
一般筆記試験1月~3月約30万人
総合型志望理由書 面接9月~12月約8万人
学校推薦型高校作成の調査書11月~12月約23万人
大学入学者選抜は3種類に分かれる

2021年度の大学入学者約61万5千人のうち、総合型は約7万7千人(12.7%)、学校推薦型は約23万1千人(37.6%)となり、合計で初めて半数を超えました。(日経新聞より)

大学入学者は、総合型選抜と学校推薦型選抜の合計で半数を超えるようになりました。今や、新年を待たずに合格を決める「年内入試」が主流となりつつあります!

学校推薦型選抜

学校推薦型選抜とは、今までの推薦入試のことです。推薦入試には、「公募制」と「指定校制」の2種類があり、選抜方式は、高校での実績や取り組みをもとに、受験生の個性や意欲を評価するものです。

受験生がアピールする項目は、学業成績、スポーツ実績、課外活動実績など、選考方法は、書類選考(学業成績)、面接、小論文、プレゼンテーションなどがあります。

公募制とは、学校長の推薦があればどの高校からも出願できます。募集定員が非常に多く、一般的には成績基準が設けられやすいです。また、公募制には特別推薦選抜というものがあり、スポーツや文化活動など、成績や活動のアピールで出願できます。

指定校制とは、大学が指定した高校の生徒だけが出願できます。推薦枠は少人数で、希望者が多い場合は校内選考が行われます。校内選考を通過すれば合格率はかなり高く、高3の1学期(前期)までの学業成績で決まるといってもよいです。

パスカル進学ゼミの高校部では、おもに指定校制を利用して、多くの合格実績を出してきました。指定校枠は狭き門ですが、高1からコツコツと成績を取れば、合格率はかなり高くなります。

総合型選抜

総合型選抜とは、今までのAO入試のことです。AO入試は「アドミッションズ・オフィス入試」の略であり、学校側が学生に求めている基準にそっているかどうか、を基準に合否を決める入試方式のことです。

2021年度の入試からAO入試から、総合型選抜と呼ばれるようになりました。近年では、私立大学の8割以上が総合型選抜を実施しています。

総合型選抜の場合は、面接や小論文といった人物評価が中心です。実施時期は、総合型選抜が9月~翌2月頃にかけて行われ、多くの学校で12月までに合否確定する傾向があります。

選考方法
総合型選抜の選考方法を分類すると、およそ次の5つのパターンになります。

①書類審査(調査書、推薦書、志望理由書など)+面接
②書類審査+小論文(作文)+面接
③書類審査+学力試験+面接
④体験授業(セミナー)+書類審査+面接
⑤エントリーシート+面談+書類審査+面接

5つのパターンのうち、最も多いのが①の「書類審査+面接」。また、⑤の「エントリーシート+面談+書類審査+面接」は、私立大(特に中堅クラス)の総合型選抜の典型的なパターンです。

大学は、総合型選抜の利用者に「学力試験だけではわからないポテンシャル」を求めています。それは、学ぶ意欲やリーダーシップ、努力した経験、他の学生にはない技能など様々です。

志願理由書やエントリーシートは、面接や面談の重要な資料として取り扱われます。入学への意欲や目的、自分の将来性や可能性など、十分アピールする必要がありますね。

参考 大学受験パスナビ

最近は受験情報の記事が多くなってしまいました。10月は中間テストの結果と振り返り、小学生の授業の様子など、投稿していきたいと思います。

今週もありがとうございました。

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