2025年度公立高校入試 入試問題の分析と対策 理科編

猛暑続きの夏休みが終わり、いよいよ2学期のスタートです。中3の受験生にとっては、2学期内申点の確定、高校受験対策など、進路を決める大事な時期を迎えます。志望校で迷っている生徒さんは、まずは、学校説明会や文化祭などにぜひ足を運んでみてください。
さて、今週から「公立高校入試問題の分析と対策」について掲載していきます。各教科の平均点の推移、合格者の得点分布、問題内容の分析、配点と正答率の特徴、今後の対策とポイントなど、各教科の特徴をお伝えします。
今回は、2025年度入試「理科の分析と対策」です。
2025年度公立入試 理科の分析と対策
理科 合格者平均点の推移
| 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | 2025年 |
| 50.1点(5) | 58.9点(3) | 51.0点(5) | 57.3点(2) | 51.7点(3) |
理科 合格者の得点分布

今年度は難易度が高い問題が多く出題され、昨年度より平均点が5.6点ほど下降しました。得点分布を見ると、31点~60点の3区間の割合が多く全体で51.2%が集中しています。理科の平均点の特徴としては、過去5年間を見ても、毎年上げ下げを繰り返しています。
理科 問題内容の分析
| 設問 | 出題内容 | 設問数 | 配点 | 受検者平均点 | 受検者得点率(%) |
|---|---|---|---|---|---|
| 問1 | 物理:光の屈折とレンズ・オームの法則、静電気 | 4 | 9 | 5.94 | 65.97 |
| 問2 | 化学:物質の密度、電離、中和 | 4 | 9 | 3.81 | 42.32 |
| 問3 | 生物:顕微鏡、セキツイ動物の分類、酸素の運搬 | 3 | 9 | 4.58 | 50.93 |
| 問4 | 地学:空気中の水蒸気、太陽系の惑星、地軸の傾き | 3 | 9 | 2.90 | 32.23 |
| 問5 | 物理:斜面上を運動する物体にはたらく力と速さ | 6 | 16 | 8.16 | 50.99 |
| 問6 | 化学:炭酸水素ナトリウムとクエン酸の反応 | 4 | 16 | 7.79 | 48.70 |
| 問7 | 生物:土の中の微生物のはたらき、分解者 | 5 | 16 | 9.29 | 58.05 |
| 問8 | 地学:日本付近の地震、地震計、P波・S波の速さ | 5 | 16 | 9.16 | 57.24 |
すべての設問が番号選択問題で、大設問数、分野別の問題配列や小設問数は例年通りでしたが、大設問数ごとの小設問数に多少の変更がありました。学年別に見ると、昨年度より中1内容が多くなった反面、中2内容が少なくなりました。中3内容は昨年度よりやや少なくなったものの、問題数の半分近くは占めています。
理科 配点と正答率の特徴
問1~問4が36点、問5~問8が64点の配点!
・すべての問題が番号選択、完答形式から小設問ごとに配点
・選択肢の数は、4択のものが大きく減り、6択以上のものが増え、9択も出題
34問中23問が正答率41%~69%に集中!
・どの分野もほぼ均等に出題、問1物理、問7生物、問8地学の正答率はやや高い
・正答率70%以上は6問、40%以下は5問
理科 今後の対策とポイント
・まずは中1・中2の基礎知識を早めに固めること。特に生物分野は得点源。
・知識や情報を読み取る問題は、普段からじっくり考えて解くことが大事。
・模擬試験や過去問の解き直しを繰り返し、他県の入試問題にも挑戦する。
塾長鈴木理科は各学年、各分野から幅広く出題されます。基礎知識を身につけることはもちろんですが、間違えた問題にしっかり向き合い「なぜその答えになるのか?」をじっくり考えることが大切ですね。

