自己肯定感を高める 子どもがイキイキする3つの承認

2年前にチャイルドコーチングの資格を取得するため、いろいろな本を読んでコーチングのスキルを学びました。そこで学んだコーチングの考え方、具体的な実践方法などを紹介したいと思います。少しでも子育てのヒントにしていただければ幸いです。
今回は、子どもの自己肯定感を高める効果的なコーチングの一つ「承認」というスキルです。
承認とは、相手のいいところを見て、それを言葉にして伝えること。大人もそうですが、誰かに承認されると、挑戦意欲が増し、承認された人への好意が増し、心を開いて本音を話すようになりますね。
それでは、コーチングにおける「承認」とは、どんなスキルなのでしょうか?
1.結果承認
何かをした、結果を出したことに対してほめること。すでに成果が出ているため、「ほめる」アプローチがなされやすい。
例えば、「時間通りにできたね!」「満点とったんだ、すごい!」など。
2.行為承認
結果がよくなかった、あるいはまだ結果が出ていない場合でも、それまでの望ましい行為に対してなされる承認。
例えば、「きれいにノートをとっているね」「だいぶ勉強時間が増えてきたね」など。
3.存在承認
結果を出していなくても、存在しているだけで価値があるという承認。名前を入れて声かけをする、あいさつをする、話を聴くなどは、相手の存在を認め、関心を持っているというメッセージになる。
例えば、「○○、おはよう」「○○、体調はどう?」など
承認というと「相手が出した結果」をほめることと考えがちですが、本当に相手の動機づけとなるのは、結果までの頑張りをほめること。小さな努力や進歩でも見逃さず、声かけすることで子どもの励みになります。
しかし、声かけのタイミング、どうほめればよいのか、いざ自分のお子さんになると、なかなか難しいものですよね。次回は、承認するときの注意点、ほめ方のポイントについて、書きたいと思います。
今週もありがとうございました。