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公立高校入試問題の分析 その1

昨日は、公立高校の学力検査(入試)でした。受検した塾生には、面接練習をするために塾に集まってもらいました。

自己採点も集計しましたので、今回は公立高校入試速報として、昨年度と比較しながら、今年度の入試問題の分析をしてみたいと思います。

目次

英語は昨年より易しめか?

まずは英語ですが、大設問数、配点に変更はありません。問5の英作文以外は、すべてマークシート式選択問題です。

全体的には昨年とほぼ同じ傾向ですが、少し変わったのが問2の単語選択問題。昨年までの会話文の穴埋めからでなく単問として出題されていました。

問3、問4の文法問題は、昨年より易しめの印象です。問3の(ア)は時制の一致に関する問題でしたが、英語が得意な生徒ほど間違えるかもしれません。

問5の英作文は、例年正答率が低い難問ですが、今回は質問内容がイメージしやすく、しかも条件の単語が限定されているので、あまり迷わず書けたのではないでしょうか。

問6,問7,問8の長文読解は、例年通りボリュームのある内容です。今年も長文で40点分を占めているので、英語は長文の得点がカギを握ります。

国語は昨年より得点アップか?

次に国語ですが、大設問数、配点に変更はありません。問6の記述以外は、すべてマークシート式選択問題です。

昨年と比べますと、明らかに点数が高いです。うちの塾生で90点以上取った生徒が複数いますので、国語の平均点は、昨年より大幅にアップすると推測します。

特に問2の小説、問4の古文は、全問正解する生徒も多く、例年以上に解きやすい問題でした。問3の論説文も割と読みやすい題材でしたが、設問の(ク)、(ケ)は少し難度が高く選択肢で迷う問題だと思います。

また、問1の漢字の読みと書きは、それほど難しくはないのですが、選択式のマークシートに変わってマークミスをする生徒も多くなりました。入試本番でもミスをする生徒がいたので、対策が必要である感じています。

毎年のことながら、国語は他教科と比べますと平均点が高いです。点数を取りこぼせない教科ですね。

数学は昨年並のレベルか?

次に数学ですが、大設問数、配点に変更はありません。すべてマークシートで選択問題と数値をマークする形式です。

昨年とほとんど同じ出題傾向です。うちの塾生に限りますが、昨年の数学平均点とほぼ変わらない点数でした。問題も解きましたが、昨年並のレベルではないかと思います。

得点源である問1と問2の計算問題は、目新しい問題もなく解きやすかったです。全問正解する生徒も多くいました。

問3は毎年出題内容に変化があるのですが、(ア)相似の証明、(イ)箱ひげ問題は想定内で、比較的点数が取りやすかったです。(ウ)、(エ)は後回しにした受験生も多いかと思います。

問4の関数、問5の確率、問6の空間図形は、ここ数年の定番の配列です。毎年正答率が低い問題がありますので、やはり設問(ア)をしっかり正解できるかがポイントになります。今年の空間図形の(イ)(ウ)は難度が高いです。

数学は正答率の幅がかなり大きいです。入試では正解できる問題をいかに取捨選択できるかが大事ですね。

以上です。今回の分析は、あくまでも私個人の感想です。実際の正答率や平均点とは異なる場合がありますのでご了承ください。

理科、社会の入試問題の分析は次回にしたいと思います。

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