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期末テスト勉強法 ~理科・社会・副教科~

今週は、中学生向けに「期末テスト勉強法」をお届けします。今回は、理科、社会、副教科の勉強法について、かなり具体的に紹介しますので、期末テストの範囲表を用意してお読みください。

目次

理科の勉強法はこれだ! ワークとノートの完全理解に専念する

理科のテスト範囲を見ていきましょう。理科の期末テストで注意すべき点は、前学年の単元がテスト範囲になることがあげられます。例えば、中2は「大地の変化」、中3は「天気の変化」や「電流と磁界」など、内容を忘れている可能性があるので、復習が必要です。

学校によっては、かなりボリュームのある内容になっていますが、その分、各単元の基本的な問題が多く出題されるともいえます。今一度、期末テストの範囲をよく読んで、学習のポイントをつかむことです。

それでは、学年ごとにテスト範囲とそのポイントをみていきましょう。

中学1年生は「植物の世界」がほぼ全範囲になります。顕微鏡の使い方、ルーペの使い方は、テストの出題必須です。花のつくり、植物の分類などは、実際に図を描いて覚えると頭に入ります。

中学2年生は「化学変化と原子・分子」がメインです。炭酸水素ナトリウムの熱分解、水の電気分解の実験、化学反応式は頻出問題です。実験の手順、結果と考察は、学校のノートを見て覚えましょう。

中学3年生は、中学校によって「化学変化とイオン」と「運動とエネルギー」の二つに分かれています。イオンは、イオン式、電離式の確認、実験は、塩化銅水溶液の電気分解、酸・アルカリを見分けるろ紙の色の変化などは、よく出題されます。運動は、記録テープやグラフを読み取り、速さを求める、力の合成や分解は作図が必須問題です。

理科のテスト勉強は、他科目と同様に学校の問題集を繰り返し解くことが基本です。しかし、理科の場合、ただの暗記だけでは解けない問題もあります。特に物理や化学分野は内容を理解することが先決です。わからない問題は、教科書やノートで調べるなどして、じっくり考えることも大切ですね。

1.まずは学校のワーク(理科の学習)を1周解いてみること。

2.わからない問題があれば、教科書やノートを見て調べること。

3.理解できない問題は、先生に質問すること。

4.理解できたら、ワークをもう一度解きなおすこと。

理科が苦手な人は、学校のワークやノートだけに専念した方が得策です。理科が得意な人は、教科書の巻末問題、市販の問題集などで、総合的な問題を数多く解きましょう。解き直しも忘れずに!

社会の勉強法はこれだ! 暗記シート使って音読しながら覚える

社会のテスト範囲を見ていきましょう。

中学1年生は、地理分野がメインです。世界の大陸、海洋、地図の見方、時差、日本の位置と範囲が中心に出題されます。まずは、教科書、地図帳、学校のノートやプリントを用意しておきましょう。

中学2年生は、学校によって分野が様々です。歴史でしたら「室町時代~江戸時代」、地理でしたら「日本のさまざまな地域」が中心に出題されます。1学期は1年生で習ったところも出題されますので、範囲をチェックする必要があります。

中学3年生は、歴史分野がメインです。中心は第一次世界大戦から戦後まで、学校によっては、明治時代から戦後まで、とかなり広範囲になっています。範囲が広い場合は、教科書をよく読んで歴史の流れをつかむことが大事です。範囲表をよく読んで、学習のポイントをつかみましょう。

さて、社会のテスト勉強の具体的な方法を説明します。どの科目も同じことが言えますが、テストを作成するのは学校の先生です。実際に板書した学校のノート、授業で配ったプリントを用意して勉強します。

1.授業のノートの大事な用語(ふつう色ペンで書いてある)を徹底的に覚える。

2.学校のプリント(白地図やカラープリントなど)があれば、それを徹底的に覚える。

3.意味がわからない用語、知らない国や地名などは、教科書や地図帳を見て調べる。

4.学校のワーク、塾のワーク、問題集などを使って問題演習をする。

はじめにやるべきことは、授業のノート、配布されたプリントを、スラスラ言えるまで暗記することです。さらに、意味がわからない用語、知らない国や地名があれば、教科書や地図帳を見て調べることが大切です。

暗記の仕方は、あらかじめ大事な用語をオレンジペンで書いておきます。暗記赤シートでその用語を隠して、あとは繰り返しブツブツ言いながら覚える。いろいろな覚え方がありますが、これが一番早くて効率が良いです。

社会が苦手な人は、学校のノート、プリントを中心に覚える作業に専念してください。得意な人、基礎知識が覚えられた人は、ワークや問題集などを利用して、どんどん問題演習をしていきます。その際は、教科書で調べる癖をつけましょう。教科書の資料やグラフなどは、テストにもよく出題されますので、要チェックです。

副教科の勉強法はこれだ! テスト直前の土日に集中して取り組む

最後に副教科の勉強法を紹介します。副教科とは、音楽、美術、技術、家庭、保健体育ですね。主要5教科と比べて勉強時間がなかなか取れない教科ではないでしょうか。テスト勉強は一夜漬け、また、ノー勉(勉強を全くしない)で迎える生徒さんも少なくはありません。

しかし、副教科は主要5教科より内申点に影響しやすい教科なのです。例えば、美術でしたら作品の評価、保健体育でしたら実技の評価がなどが、成績に大きく反映されます。得意な生徒さんは、圧倒的に有利になりますね。でも得意なお子さんばかりではありません。秀でるものがなければテストで頑張るしかないのです。

それではテストの範囲表を見ていきましょう。中学校によって分野も内容も様々なので、具体的な単元名はあげませんが、範囲表を見れば何を勉強すればよいか、ポイントがわかります。例えば、教科書のページ数、授業中に配布されたプリント、前学期の定期テストの内容、板書ノートの用語(色で書いているところ)など。

副教科については、ワークなどはほとんどありません。繰り返し練習する教材がありませんので、基本的には、教科書や板書ノート、配布されたプリントを中心にテスト勉強をしていきます。勉強時間があまり取れないと思いますので、テスト直前の土日、テスト前日に一点集中して取り組みましょう。

1.範囲表をよく読んで、各教科の必要な教材(教科書、ノート、プリントなど)が手元にあるか確認する。

2.テスト直前の土・日曜日は、副教科の勉強時間を確保し、テスト前日は暗記に集中する。

3.板書ノート、配布プリントは、何度も音読して覚える。覚えたら書いてテストをしてみましょう。

副教科の勉強を後回しにする人が多いですが、ポイントをつかんで勉強すれば、実は主要5教科より点数が取りやすい教科もあります。あきらめるのはもったいないですね。テスト直前の土、日曜日にしっかり勉強時間を作ってみてください。やらず嫌いから抜け出しましょう。

今週は、期末テスト勉強法をお届けしました。お子さんのテスト勉強のお役に立てれば幸いです。

今週もありがとうございました。

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