中学生 1学期期末テスト勉強法 ~社会編~
中学校の期末テストに向けて「成績アップする5つのコツ」を紹介しています。今週も、各教科の勉強法を詳しく解説していきます。
今回は、社会の勉強法について具体的にお話します。学校の教科書、ワーク、ノートなどを用意してお読みください。
さて、社会のテスト勉強の具体的な方法を説明します。どの科目も同じことが言えますが、テストを作成するのは学校の先生です。実際に板書した学校のノート、授業で配ったプリントを用意して勉強します。
早速、各学年のテスト範囲を見ていきましょう。
中学1年生の範囲とポイントは?
中学1年生は、地理分野がメインです。世界の大陸、海洋、地図の見方、時差、日本の位置と範囲、世界の人々の生活と環境が主な範囲になるでしょう。中学校によっては、都道府県名、県庁所在地名が出題されます。
地理の勉強で大切なことは、地図や資料を読み取ることです。例えば、地図を見て、大陸や海洋、日本の範囲を確認したり、雨温図のような資料を読み取りながら問題を解いたりします。
まずは、教科書、地図帳、学校のノートやプリントを用意しましょう。テスト問題は、学校のノート、プリントからよく出されますので、早めに覚えることです。
中学2年生の範囲とポイントは?
中学2年生は、学校によって分野がさまざまです。歴史でしたら「室町時代~江戸時代」、地理でしたら「日本のさまざまな地域」が中心に出題されます。また、1学期は1年生で習ったところも出題されますので、範囲をチェックする必要があります。
歴史の勉強で大切なことは、流れをストーリーで覚えることです。例えば、なぜザビエルは日本に来たのか?なぜ徳川家光は参勤交代を始めたのか?など、教科書をよく読むと、つながりが見えてきます。
苦手な人は、まずは教科書をよく読んで(できれば音読する)、流れをつかむようにしましょう。その方が用語が覚えやすくなります。
中学3年生の範囲とポイントは?
中学3年生は、歴史分野がメインです。中心は「第一次世界大戦から戦後」まで、学校によっては、明治時代から戦後まで、とかなり広範囲になっています。中学2年生でも書きましたが、教科書をよく読んで歴史の流れをつかむことが大事です。
例えば、戦争一つとっても、いつ、誰が(どこの国が)、何をきっかけにして、どうなったか、その影響は?など、因果関係をつながりで覚えると頭に入ってきます。教科書を何度も読んで流れをつかみましょう。
暗記用の赤シート使って音読しながら覚える
はじめにやるべきことは、授業のノート、配布されたプリントを、スラスラ言えるまで暗記することです。さらに、意味がわからない用語、知らない国や地名があれば、教科書や地図帳を見て調べることが大切です。
暗記の仕方は色々ありますが、塾では暗記用の赤シートを使っています。覚えたい用語を赤シートでかくして、あとは繰り返しブツブツ言いながら覚える。いろいろな覚え方がありますが、これが一番早くて効率が良いです。
社会が苦手な人は、学校のノート、プリントを中心に覚える作業に専念してください。得意な人、基礎知識が覚えられた人は、ワークや問題集などを利用して、どんどん問題演習をしていきましょう。
1.授業のノートの大事な用語(ふつう色ペンで書いてある)を徹底的に覚える。
2.学校のプリント(白地図やカラープリントなど)があれば、それを徹底的に覚える。
3.意味がわからない用語、知らない国や地名などは、教科書や地図帳を見て調べる。
4.学校のワーク、塾のワーク、問題集などを使って問題演習をする。
暗記も大事ですが、わからない用語、あいまいな内容は、教科書で調べる癖をつけましょう。教科書の資料やグラフなどは、テストにもよく出題されますよ。
1学期期末テスト勉強法の社会編は以上です。
テスト1週間前までに学校の課題(提出物)が終わったら、そこからが本当のテスト勉強の始まりです!ぜひ参考にしてみてください。