中学生 1学期期末テスト勉強法 ~理科編~
中学校の期末テストに向けて「成績アップする5つのコツ」を紹介しています。今週も、各教科の勉強法を詳しく解説していきます。
今回は、理科の勉強法について具体的にお話します。学校の教科書、ワーク、ノートなどを用意してお読みください。
理科の範囲をしっかり把握しよう
理科のテスト範囲を見ていきましょう。理科の期末テストで注意すべき点は、前学年の単元がテスト範囲になることがあげられます。例えば、中2は「大地の変化」、中3は「天気の変化」や「電流と磁界」など、内容を忘れている可能性があるので、復習が必要です。
また、学校によっては、分野が複数にわたって出題され、かなりボリュームのある内容になっています。しかし、その分、各単元の基本的な問題が多く出題されるともいえます。今一度、期末テストの範囲をよく読んで、学習のポイントをつかむことです。
それでは、学年ごとにテスト範囲とそのポイントをみていきましょう。
中学1年生の範囲とポイントは?
中学1年生は「植物分野」、または「化学分野」がメインになります。
植物の範囲では、顕微鏡の使い方、ルーペの使い方は、テストで必須問題です。花のつくり、植物の分類などは、実際に図を描いて覚えると頭に入りますね。
化学の範囲では、ガスバーナーの使い方は、テストでよく出題されます。金属と非金属の特徴、密度の計算などは、ワークの問題を何度も解き直してみましょう。
中学2年生の範囲とポイントは?
中学2年生は、「化学分野」がメインになります。範囲は狭いですが「地学分野の天気」や「物理分野の電流」も出題される中学校もあります。
化学の範囲では、炭酸水素ナトリウムの熱分解、水の電気分解の実験、化学反応式は頻出問題です。実験の手順、結果と考察は、学校のノートを見て覚えましょう。
地学や物理は範囲が狭いので、今回は知識を問う問題がメインになります。気象観測では資料を読み取る問題、静電気の性質、真空放電のクルックス管は必修問題です。
中学3年生の範囲とポイントは?
中学3年生は、中学校によってメインが「化学」と「物理」に分かれています。毎年どちらの範囲も、基礎から応用まで細かく出題されています。
化学の範囲の「化学変化とイオン」では、イオン式、電離式の確認、実験は、塩化銅水溶液の電気分解、酸・アルカリを見分けるろ紙の色の変化、イオン数の変化のグラフなどが、よく出題されます。
物理の範囲の「運動とエネルギー」では、記録テープやグラフの読み取り、速さを求める、力の合成や分解は作図が必須問題です。浮力や仕事の大きさを求める計算は、理解するまで何度も解き直しましょう。
ワークとノートの完全理解に専念する
理科のテスト勉強は、他科目と同様に学校の問題集を繰り返し解くことが基本です。しかし、理科の場合、ただの暗記だけでは解けない問題もあります。特に物理や化学分野は内容を理解することが先決です。わからない問題は、教科書やノートで調べるなどして、じっくり考えることも大切ですね。
1.まずは学校のワーク(理科の学習)を1周解いてみること。
2.わからない問題があれば、教科書やノートを見て調べること。
3.理解できない問題は、先生に質問すること。
4.理解できたら、ワークをもう一度解きなおすこと。
苦手な人は、学校のワークやノートだけに専念した方が得策です。得意な人は、教科書の巻末問題、市販の問題集などで、総合的な問題を数多く解きましょう。解き直しも忘れずに!
1学期期末テスト勉強法の理科編は以上です。
テスト1週間前までに学校の課題(提出物)が終わったら、そこからが本当のテスト勉強の始まりです!ぜひ参考にしてみてください。
次回は「1学期期末テスト勉強法 ~社会編~」です。