中学生 1学期期末テスト勉強法 ~数学編~

先週は、中学校の期末テストに向けて「成績アップする5つのコツ」を紹介しました。今週も、各教科の勉強法を詳しく解説していきます。
今回は、数学の勉強法について具体的にお話します。学校の教科書、ワーク、ノートなどを用意してお読みください。
テスト範囲を確認してみよう!
昨年の1学期期末テストの範囲を見てみましょう。学校によって多少のズレはありますが、1学期は計算分野が中心です。ケアレスミスがなければ点数アップのチャンスですね。
中1 正の数・負の数がメイン
中2 式の計算、連立方程式(文章題は除く)
中3 式の計算、平方根
数学のテスト勉強の2つのポイントとは?
それでは、具体的な勉強のやり方を説明していきます。まず、数学のテスト勉強で外せないものが2つあります。
1.計算問題は得点源なので、ケアレスミスをしないように途中式も書くこと。
2.学校の「ワーク」は自分の目標点に応じて、問題のレベルを攻略すること。
計算問題は素早く途中式を書くようにする
1学期のテストは計算問題が中心になります。ケアレスミスが少なければ得点アップも十分に狙えます。しかし、残念ながら計算ミスによる失点は毎年多く見られます。それでは計算ミスを防ぐにはどうしたらよいのでしょうか。
ミスが多い人の特徴は、思い込みによる暗算です。まずは途中式を書いて視覚で確認することをおすすめします。そして、計算問題に取り組むときは、普段から時間を決めて素早く途中式を書くようにしましょう。
学校のワークや塾のテキストなど、数多くの計算問題を解いていくと、自分のミスパターンがわかってきます。そのミスをあらかじめ予測できればグッと計算力が上がりますよ。
目標点に応じて問題のレベルを攻略する
数学のワークは、基礎、標準、応用の3つに分かれていることが多いです。自分の目標点に応じて、問題のレベルを攻略した方が効果的です。
例えば、目標が40点~60点位であれば基礎まで、60点~80点であれば基礎と標準、80点以上であれば基礎から応用までを中心に繰り返し解き直します。
定期テストは、学校の問題集から類題がよく出されます。テスト本番でスラスラ解くためには、できなかった問題を何度も練習する必要があります。
教科書に出てくる太字の用語を覚えよう
最後に範囲表をもう一度チェックしよう。範囲表をよく読むと、先生によってかなり丁寧にアドバイスが書いてあります。今回は計算問題が中心ですが、盲点になるのは、教科書で出てくる用語(言葉)です。
例えば、中1では「自然数」「正の項」「負の項」、中2では「単項式」「多項式」「次数」など、毎年よく出題されます。教科書に出てくる太字の用語は要注意です。意味を理解して、漢字で書けるようにしておきましょう。

1学期は計算問題が多いので点数アップのチャンスです。計算ミスをしないように、ふだんから途中式を書いて練習を積んでいきましょう!
1学期期末テスト勉強法の数学編は以上です。
テスト1週間前までに学校の課題(提出物)が終わったら、そこからが本当のテスト勉強の始まりです!ぜひ参考にしてみてください。
次回は「1学期期末テスト勉強法 ~国語編~」です。