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公立高校入試 面接は廃止されるの?

先日、神奈川県教育委員会(県教委)から、公立高校入試選抜について、令和6年度「入学者選抜制度の改善方針」が発表されました。今回は、そちらの内容をまとめたいと思います。

目次

面接は実施されなくなるの?

県教委の発表によりますと、現中学2年生から「面接試験」が廃止されることになりました。正確に言うと、面接試験は現行の共通選抜から廃止され、特色検査として位置づけることになります。

つまり、全高校での一斉実施はなくなり、選抜に必要な学校・学科においては、特色検査として面接を実施できるようになります。

改善される3つの理由とは?

今回改善される理由して、主に3点をあげています。

  • 1つ目 新しい学習指導要領に基づき、入試で評価・判定に用いる資質・能力を再整理する必要があること。
  • 2つ目 10分程度の面接では、生徒の意欲を測ることはできても、日頃の学習に向かう姿勢(学びに向かう力)適切に評価することが困難であること。
  • 3つ目 選抜期間が長期に及ぶことで中学、高校の教育活動に影響が出ることです。

これらの改善点を踏まえて、具体的にどのように変更されるのでしょうか。細かい変更点もありますが、共通選抜の全日制について、現行の入試制度と比較してみましょう。

新制度と現行制度との比較

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選抜現中学2年生以降の入試制度現行の入試制度
共通選抜 全日制学力検査(原則5教科)、 特色検査(実技検査、自己表現検査、面接)実施可学力検査(原則5教科)+面接、 特色検査(実技検査、自己表現検査)実施可
第2次選考学力検査、及び各教科の第3学年の観点別学習状況の評価学力検査、及び面接
※第2次選考とは、第1次選考(募集人員の90%)で選考した後の残りの人員(募集人員の10%)

県教委が発表した「入学者選抜制度改善方針」はこちら 2022_公立入試制度改善.pdf

まとめ

  • 現中学2年生から、共通選抜は学力検査(現入試)とし、面接は実施しない。各高校が必要に応じ特色検査として面接を実施できるようになる。
  • 第2次選考においては、実施した検査と各教科の第3学年の「主体的に学習に取り組む姿勢」の評価を活用して選考する。

入学者選抜制度の概要と選考の方法については、次回にまとめたいと思います。

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