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子どもの意欲を引き出すアプローチ法とは?

コーチングは教えないアプローチ

ゴールデンウィーク中は、時間もあったので久しぶりに「コーチング」に関する本を読みました。2年前、チャイルドコーチングアドバイザーの資格を取った際にコーチングの本を何冊か買ったので、これを機にまた再読したいと思っています。

ということで、今月から子どもの意欲を引き出すコーチングのお話を紹介していきます。

さて、いきなりですが「コーチング」とは何かご存じでしょうか?例えば、野球やサッカーを指導したり、子どもに学習法を教えたり、何か「教えること」をイメージするかもしれません。

しかし、それはすべて「ティーチング」と呼ばれるもので、教える側が持っている知識や技術を相手に伝え、習得させることです。ではコーチングとは何かというと、それは「教えない」アプローチ法です。

私も塾の仕事を始めてから、長い年月が流れました。我々の仕事は、まさに「教えること」。つまり、「ティーチング」です。「教えない」というアプローチ法はまずありえないですよね。

子どもたちに勉強を教えたい、深く理解してもらいたい、考える力を育てたいと思ったとき、ティーチングは必要です。しかし、ティーチングだけでは、本来の意欲を引き出すのに限界を感じるときもあります。

コーチングの原則に「答えはいつも相手の中にある」という考えがあります。すでに子どもが内側に秘めている方法や意欲を上手に引き出すことで、抱えている問題を解決したり、目標達成のために必要な方法を自ら導き出せたりするようになります。

コーチングは「教えない」ことが前提ですので、「きみはどうすればいいと思うの?」、「あなたはどうしたいの?」、「じゃあ、そのために必要なことってどんなこと?」など、指示ではなく質問を投げかけるアプローチ法です。

ティーチングは「指示命令型のコミュニケーション」に対して、コーチングは「質問提案型のコミュニケーション」となるわけですね。

コーチングのアプローチ法は深くて難しくも感じますが、子どもが自ら考え、自発的な行動を促し、自身の能力を発揮する、理想のコーチングスキルだと思います。

私も子どもと接する身として、もう一度コーチングスキルを振り返り、見直していきたいと考えています。子育てに奮闘する保護者様に少しでもお役立てれば幸いです。次回から具体的な方法を紹介していきます。

今週もありがとうございました。

コーチングは教えないアプローチ

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