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公立高校入試問題の分析 その2

前回に引き続き、公立高校入試速報として今年度の入試問題を分析してみたいと思います。今回は、理科と社会です。

目次

理科は昨年より難化か?

理科は、大設問数は変わりませんが、小問数は1問減りました。昨年同様、出題傾向は変わらず、記述なしのマークシート式選択問題です。

今年は読み応えのある問題が増えた印象です。いわゆる一問一答的に答える問題はほとんどなく、問題文をしっかり読み取る力が問われます。

問1~問4の小問問題は、基礎知識を問う問題も多いのですが、各学年分野がまんべんなく出題されています。問3の(イ)(ウ)は初の9択問題が出題され、選択肢の数が増えています。

問5~問8の大問問題は、かなり読み応えのある問題が多く、理科が得意な受験生ほど時間がかかったのではないでしょうか。実験の説明文、グラフや図を読み取る力が必要です。

昨年は3年ぶりに平均点が上がりましたが、今年度は問題文を読み取る設問が増えてだいぶ難しくなりました。平均点は昨年より下がるのではないかと予想しています。

社会は昨年並みのレベルか?

社会は、大設問数、配点に変更はありません。昨年同様、出題傾向は変わらず、記述なしのマークシート式選択問題です。

各分野の配点は、地理分野が29点、歴史分野が30点、公民分野が29点、地歴公民融合が12点です。出題形式は、選択問題がほとんどですが、8択の問題が昨年より2問増えました。

地理は、問1の(オ)が難しく計算力が問われ、問2は5つの資料を読み取る目新しい問題でした。歴史は、1つの設問の中で2つまたは3つを解答する完答形式の出題が目立ちました。

公民は、問5の(オ)が資料を読み取り計算する力が必要。選択問題は8択の選択肢も多く勘で当たらない印象です。問7の融合問題は最後の(エ)がやや難しかったと思います。

昨年同様に、知識や用語を問う問題はほとんどなく、資料やグラフを読み取り、データを計算するなど、情報を処理して正解を導く問題が増えています。

今年度入試のまとめ

英語 文法問題や英作文が易しめ。平均点がやや上がりそう。

国語 小説、古文は昨年より易しめ。平均点はかなり上がりそう。


数学 昨年とほど同様なレベルの印象。平均点は昨年並みか?


理科 実験の説明文、グラフを読み取る問題が多い。平均点は下がりそう。


社会 昨年同様に資料を読み取る問題が多い。平均点は昨年並みか?

以上です。今回の分析は、あくまでも私個人の感想です。実際の正答率や平均点とは異なる場合がありますのでご了承ください。

今週もありがとうございました。

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