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私立高校受験 事前確約型とは

今週は、私立高校の受験情報をお届けします。ここ数年の間で、私立高校志向のご家庭も増えてきました。今回は、私立高校の入試のしくみについてお話します。

神奈川県の私立高校の多くは、入試の点数だけで合否が決まるのではなく、学校の内申点を重視する選抜のしくみになっています。一部の難関系私立、オープン型入試という選考方式を取り入れている高校は除きますが、県内の多くの私立高校では、「事前確約型」の入試を行っています。

事前確約型とは、私立高校から提示される内申点の基準にクリアして受験すれば、合格が確約されるシステムになります。

公立高校の選考以上に内申が重視されるので、私立高校の合格への近道は「内申点アップ」ということになります。副教科も含め、9教科バランス良く内申点を確保していくことが重要です。

事前確約型の種類

1.推薦入試(1月下旬)

ほとんどの私立高校で実施され、推薦の内申基準で決まる。面接や作文など形式的に行われるが、学力検査はなし。

2.書類選考

学力検査、面接などは行わずに、学校の調査書(内申)を提出する書類のみで決まる。コロナ禍の昨今では、書類選考を実施する高校が増えている。併願の利用者が多い。

3.単願確約

他の高校は受験しないことを条件に、単願の内申基準で決まる。専願と呼ばれることもある。学力検査はあるが、よほどのことがない限り不合格になることはない。

4.併願確約

公立高校を第一志望にし、不合格の場合に、その私立高校に入学するシステム。いわゆる「すべり止め」と呼ばれる入試形態。推薦、単願より内申基準は高めに設定されやすい。

以上の4つのパターンに関しては、願書を提出する前の12月中旬に、中学校と私立高校の間で「事前相談(入試相談)」が行われます。その時点で、各高校の成績基準をクリアしていれば合格が内定します。

この事前相談が「事実上の入試選抜」となりますので、3年の内申が出た後に中学校で行われる三者面談(11月下旬)において、どの私立高校をどの入試形態で受けたいかを、中学校側に伝えることが必要です。

成績基準の具体例は、次回で紹介したいと思います。

今日はこのへんで終わります。

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