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入試得点分布から見える教科別の特徴

今週も先週に引き続き、高校入試情報をお届けします。今回のテーマは「公立入試の教科別得点分布」についてです。

2022年度(令和4年度)入試の結果については、神奈川県教育委員会から発表されています。
 
令和4年度「公立高等学校入学者選抜学力検査」結果
 
今回は、直近の入試結果として、合格者の教科別得点分布の資料を分析していきます。

英語の平均点

令和3年度 54.6点 →令和4年度 52.1点 前年比 -2.5点

前年より2.5点下がりました。得点分布をみると、21点~40点に30.7%が集中し、どの得点にも幅広く分布しています。点数格差が大きい教科であることがわかります。

国語の平均点

令和3年度 65.7点 →令和4年度 61.3点 前年比 ‐4.4点

毎年平均点が高い教科ですが、昨年は少し難しくなりました。51点~70点におよそ40%が集中していますので、他教科に比べると、点数が取りやすい教科になります。

数学の平均点

令和3年度 58.2点 →令和4年度 52.9点 前年比 -5.3点

数学は、41点~70点に65%が集中する山型の分布になっています。高得点も低得点も少ない傾向ですので、差がつきにくい科目であるとも言えます。

理科の平均点

令和3年度 50.1点 →令和4年度 58.9点 前年比 +8.8点

3年ぶりに平均点が上がりました。5教科の中では唯一平均が上がった教科です。31点~90点にかけて、どの階級にも同じ割合で幅広く分布しています。得意、不得意がはっきり出る教科です。

社会の平均点

令和3年度 72.6点 →令和4年度 62.4点 前年比 -10.2点

令和3年度に平均が大幅に上がった反動でだいぶ下がりました。平均が下がったと言っても、5教科の中で一番平均が高かった教科になります。理科同様に、どの階級にも幅広く分布しています。

 
教科別の平均点、得点分布を分析しますと、5教科平均点ではわからない特徴が見えてきます。今後の受験指導に大変参考になるデータになります。
 
各教科の詳細分析は、近いうちにブログでお伝えする予定です。
今回はこのへんで終わります。

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