英検の情報はこちら!ボタン

志望校を決定するタイミングはいつ?

先日4日は、学習塾トリプルAさんと合同開催で「高校入試説明会」をオンラインで実施しました。大変有意義な時間を過ごすことができました。ご参加いただいた皆様、長い時間ご視聴いただきありがとうございました。

説明会では、公立高校と私立高校の入試のしくみ、公立入試問題の特徴と対策、近隣公立高校の倍率、得点、内申データ、高校選びのポイント、大学入試の実態、私立高校の学校紹介など、大変盛りだくさんの内容をお話しました。

現中学2年生の高校受験から、一部制度が変わっていきますが、説明会では、あまり詳しく触れませんでした。詳細は過去に記事に投稿していますので、ぜひご参照ください。

高校受験については、まだまだお伝えしたいこともありますので、今月も引き続き、高校受験情報をお届けしていきたいと思います。受験生以外の保護者様も情報収集として、お役立ていただければ幸いです。

今回のテーマは「志望校決定の時期」についてです。

当塾では中学3年生を対象に、志望校判定模試を年6回ほど実施しています。受験の際に、毎回志望校を記入してもらいますが、第1志望校は、いつ頃のタイミングで決定するのでしょうか。

それでは、全県模試の資料を見ていきましょう。次の数字は、全県模試受験者の中で第1志望校を記入した高校を、入試本番で受験した割合です。

◆第1志望校を実際に受験した割合 
7月模試 36%
10月模試 56%
12月模試 65%
1月模試 82%
 
当然のことながら、入試が近づいてくると第1志望校を実際に受験する割合は大きくなります。

 
このデータから、志望校を決定するタイミングは、おもに3つあると考えています。

1つ目は、高校説明会や見学に参加した時期です。

例年ですと、10月~12月に学校説明会や学校見学が行われます。学校の雰囲気や特長、自宅からの距離感など、実際に高校へ足を運ぶことで、志望校がだいぶイメージできるようです。

2つ目は、内申点が決定する時期です。

11月末の三者面談で内申点が確定します。内申点の結果で、志望校を大きく変える受験生もいます。特に内申点で選抜する私立高校は、公立よりも早めに決定していきます。

3つ目は、願書を提出する募集期間が近づく時期です。

公立高校の場合、1月末に募集期間が始まります。その後、志願変更する期間もありますが、最初の募集期間に、およそ90%の受験生が第1志望校の受験を決断するのです。 

資料のデータによると、不合格になった受験生も、1月には90%近くが第1志望校を受験する決断をしています。

つまり、1月模試の第1志望校にほぼ受験する流れになります。

1月に入ってから志望校を変えるのはなかなか難しいことなのです。内申点が確定している時期ですので、生徒の得点力を見極めることが大切になってきます。
 
目安としては、11月、12月の模試の結果を分析して、年内には志望校を決定していくのが現実的です。それまでは志望校を一つに絞らない方が得策です。

次回の高校入試情報は、「入試平均点の変動」について、書きたいと思います。

今日はこのへんで終わります。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次